やんごとなき理由により Zoom や Skype などのツール備え付けの録画機能が使えない状態で画面と音声(通話相手と自分両方)を録画したい場合の設定。macOS で BlackHole, LadioCast, QuickTime Player を使った場合。

  • BlackHole で Multi-Output Device を作る。出力先はメインで聞きたいやつ(External Headphone or MacBook Pro Speakers になるはず)とBlackHole 16ch の2つ
  • 音声入力は標準のまま(External Mircrophone or MacBook Pro Microphone)
  • 音声出力を最初に作った Multi-Output Device にする
  • LadioCast で音声入力を BlackHole 16ch に繋ぐ
  • QuickTime Player の Screen Recording で Microphone を BlackHole 16ch にする

音声の流れを図にするとこういう感じになるはず。これで音声の入力と出力はそのままに、相手の声と自分の声を合わせつつ録画ができる。

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リモートワークのイヤホン選び

当初は WH-1000XM3 を使っていた。しかし長時間つけていると疲れるし暑い、仕事用のパソコンでは音楽を聞いたりしないとかあって使わなくなった。家だとノイズキャンセリングも必要ないしね。

その後は定説に従って EarPods を使っている。概ね満足だし有線接続なので Bluetooth のヘッドフォンを使っていた時より音質もよいんじゃないか。唯一不便だったのが、サイズが耳に若干合わずだんだんとずり落ちてくること。通話相手の音が小さかったりするとギュッと耳に押し込んだりする必要がある。

そこで、前から目をつけていたシリコンカバーを買ってみた。全然ずれないし、先っぽがカナル型っぽくなっているので音もよく聴こえる。もっと早く買っておけばよかった。

慣習を捨てる

手元の全ての端末から Twitter クライアントを消してみてから1週間ほどになった。理由は、なんとなく惰性で開きがちなので時間の使い方を見直したい、とか時節柄ネガティブな感情の発露や強めの主張が目に入りがちなのが面倒臭くなったとかまぁ色々。結果、時間の使い方の変化もそうだし、何故だか自然とやるかという気持ちになったりして少しずつ新しいことに手を出せたりしている。

Twitter 自体は PC のブラウザから1日数回チラッと見る以外は見なくなったけど特に困ってない、というのはどうでもよくて、こういう向き合い方になってみて初めて「プラットフォーム独自のおすすめ順にコンテンツが出てくること」がとても便利に感じられるようになった。丁寧に整備したリストなどなくとも、Twitter のホーム画面にはよくツイートを追いかけていた人が並んでいる。おそらくプロフィールやツイートを見に行った回数(インプレッションってやつ)とかを元に推薦されているんだろう。

時系列順で無いことに不満を漏らす人は多いし SNS では全てのコンテンツを余すことなく見たいという人が多数派なんだと思っていたけれど、これはいわゆる観測範囲に偏りがあったからなのではと気づきはっとした。自分などは20年以上インターネットにどっぷりの生活、というかもはや人生を歩んできているが、Twitter/Facebook/Instagram あたりの主だった SNS は今や、四六時中タイムラインに張り付いているわけではない“普通の人たち”が圧倒的に多数派であり、データの裏付けをもってそこに向けて最適化されているんだろうな。

家にいる時間が増え変化の乏しい毎日だけれど、小さなきっかけによって新しい視点が手に入るというのはなかなか面白い体験であった。

お題「#おうち時間