手元の全ての端末から Twitter クライアントを消してみてから1週間ほどになった。理由は、なんとなく惰性で開きがちなので時間の使い方を見直したい、とか時節柄ネガティブな感情の発露や強めの主張が目に入りがちなのが面倒臭くなったとかまぁ色々。結果、時間の使い方の変化もそうだし、何故だか自然とやるかという気持ちになったりして少しずつ新しいことに手を出せたりしている。
Twitter 自体は PC のブラウザから1日数回チラッと見る以外は見なくなったけど特に困ってない、というのはどうでもよくて、こういう向き合い方になってみて初めて「プラットフォーム独自のおすすめ順にコンテンツが出てくること」がとても便利に感じられるようになった。丁寧に整備したリストなどなくとも、Twitter のホーム画面にはよくツイートを追いかけていた人が並んでいる。おそらくプロフィールやツイートを見に行った回数(インプレッションってやつ)とかを元に推薦されているんだろう。
時系列順で無いことに不満を漏らす人は多いし SNS では全てのコンテンツを余すことなく見たいという人が多数派なんだと思っていたけれど、これはいわゆる観測範囲に偏りがあったからなのではと気づきはっとした。自分などは20年以上インターネットにどっぷりの生活、というかもはや人生を歩んできているが、Twitter/Facebook/Instagram あたりの主だった SNS は今や、四六時中タイムラインに張り付いているわけではない“普通の人たち”が圧倒的に多数派であり、データの裏付けをもってそこに向けて最適化されているんだろうな。
家にいる時間が増え変化の乏しい毎日だけれど、小さなきっかけによって新しい視点が手に入るというのはなかなか面白い体験であった。
お題「#おうち時間」